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ベトナム、出生率1.93の低下を受け50年間の2子政策を廃止しベビーボーナスを導入

7月1日施行の新人口法は第2子への産休を6か月から7か月に延長、無料の産前検査と現金給付も追加、高齢化が高所得国到達前に来る懸念が背景

移民· active 静かな変化·暮らしはどう変わるか ·5 論調 · ·rbtfl 更新 2026年7月2日

概要

ベトナムの新人口法が2026年7月1日に施行され、1960年代に遡る2子制限の正式廃止後に少子化対策インセンティブ一式が導入された。第2子を持つ母親の産休は7か月(従来の6か月から延長)となり、無料の産前検査と小規模な現金給付が加わった。ベトナムの合計特殊出生率は1.93と代替水準の2.1を下回り、不足分は主要都市に集中している。政府推計では60歳以上の割合が今世紀中頃までに人口の25%に達する。1人当たりGDPは約5,000米ドルで、日本・韓国・タイが同様の人口転換を経験した時点と比べて大幅に低く、ベトナムが高所得国になる前に高齢化が進むとの懸念が高まっている。

なぜ重要か

ベトナムの製造業競争力は若い労働世代に依存している。電子機器組み立てから縫製まで労働集約型産業が中国からベトナムに移転したのは、まさに賃金と人口構造上の優位があったためだ。人口動態が中国や韓国の軌跡を辿れば、輸出主導モデルの窓が閉まり始める。従来の南部都市での出生率向上キャンペーンは効果がなく、ホーチミン市の住居費高騰・長時間労働・変化する社会規範はハノイの農村というより韓国ソウルや台湾台北に近い。

注目点

  • 主要都市での出生率が新インセンティブに反応するかどうか、政府は2030年に見直しを予定。
  • ベトナムが韓国のように補助金を拡充するかどうか、韓国も大規模補助金を投じながら出生率を動かせなかった。
  • 東南アジアの広域動向、タイとフィリピンもそれぞれ出生率の低下が続くなかベトナムの実験を注視している。